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オレ流ROCK SHOW ライブレポート


2021年4月から活動の拠点を東京に移した丹下正健。そんな彼にとって3月27日の青少年文化センターでの「丹下正健 SPECIAL LIVE 2021〜オレ流ROCK SHOW〜」は名古屋でのラストワンマンライブとなった。

有観客でのワンマンライブは実に1年ぶり。そしてこの日はコロナ禍ですっかり恒例となったSHOWROOMでの生配信も同時に行われた。

 

お馴染みの開演を告げるファンファーレが鳴り響くと怪しげなピアノの旋律が。事前に収録された「T.M.Revolution~タンゲマサタケ大革命~」の替え歌の中で丹下正健が東京へと旅立つことが発表されると客席からはどよめきと悲鳴がこぼれた。

程なくして「シュウジでGO!!」のギターリフに乗せ丹下が登場すると会場のボルテージはいきなりマックスに。立て続けに「正健(マサケン)サンバ」が披露されている時には観客はもちろん私も自然と腰を振っていた。

改めて丹下の口から東京への活動拠点の移動とニューアルバムリリースからワンマンライブ開催までの一連の流れを実現できたことへの感謝が述べられ、ライブはニューアルバム「オレ流ROCK」コーナーへ。

YouTubeの企画でお馴染みの2曲「これを青春、そう呼ぼう」と「小木の唄」が続けて披露された。

 

そしてここから懐かしい曲コーナーに突入。「Let’s Go on a Trip!」の歌詞は旅立つ丹下自身の現状とリンクし、観客の涙を誘った。そこからの「まんじゅう生活」、「ハム太郎とっとこうた」、「ブラック★サンダー」という怒涛のヒット曲オンパレードは長きに渡り名古屋の底辺音楽業界のトップを走り続け、多くのヒット曲を世に送り出した丹下だからこそ組めたセットリストであろう。

ここで再びアルバム収録曲に戻り「バカって言うやつがカバだから」、「労働マーチ〜働くみんなに贈る歌〜」、「ワカンネエ」が続けて披露されると観客の熱気は徐々に高まり、「夏のソナタ」に本編ラストの「おやじ狩りへ行こう!」が披露される頃には完全ノックアウト状態であった。

 

アンコールは名古屋に思いを馳せた名曲「Sweet Home Nagoya」から始まり、丹下の「最後のゴリライオンだ!」の雄叫びから「ゴリライオン」が始まった時には何人かの観客が失心状態で救急搬送された。

最後の「ゴリライオン」は実にいつも通りだった。これが感動的だった。余計な装飾をせず真っ直ぐの「ゴリライオン」をぶつけるという丹下の意志がひしひしと伝わってくるようだった。少ししょっぱい汗が私の瞳からこぼれたのはここだけの話にしよう。

アルバム収録曲と過去のヒット曲を絶妙に組み合わせた渾身のステージは会場の観客と生配信の視聴者を興奮と感動の渦に巻き込んだ。丹下正健の名古屋でのラストワンマンライブは、名古屋での芸能活動は大成功でその幕を下ろした。

 

著:二村POCCHAポコリーナ

監修:OCFD&ニムラズーエンタテインメント