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熱狂の完全ライブレポート!


2月26日、私はスタッフとして新池交流館ふらっとで丹下正健のライブ「平成最後の大暴れライブ~“F.P.O.” Is Here!!~」に参加していた。
昨年末にリリースされた丹下自身2年ぶりとなるニューアルバム「F.P.O.」の大ヒットを祝して開催されたこのライブは「平成最後の大暴れライブ~“F.P.O.” Is Here!!~」というタイトルの通り丹下正健が主催するワンマンライブとしては平成最後の開催で、この上なくメモリアルなライブになった。

「とにかく新曲を聴いて欲しい」という丹下の考えが前面に押し出されたこの日の演奏曲はどれも完成したばかりの曲特有のエネルギーを持ち合わせていて会場にはいつにも増して丹下ワールドが広がっていた。また、この日のビッグプロジェクトであるYouTubeからの全世界への生配信もいつもとの雰囲気の違いを生んだひとつの要因かもしれない。

開演時間になるとファンファーレが鳴り、平成の終わりを改めて告げるナレーションが始まった。そして注目の1曲目は意外にも渋い曲調の演歌「努力を怠る男」であった。真っ赤なシャツに身を包んだ丹下が現れると会場のボルテージはいきなりマックスに。「♪平成最後の努力を怠る男~」という替え歌にも観客は大歓声で応えた。間髪入れずに聴こえてきたのは今やヒット曲の仲間入りを果たした定番曲「世界は友達」のイントロだ。丹下が「全世界のみんなで歌いましょう!」とYouTubeに呼びかける。おそらく全世界の人々がパソコン、スマホ越しに1つの曲を大合唱した事例はこれまでになかったであろう。

「新曲を聴いて欲しい」というコンセプト通り、ここからは「まんじゅう生活」、「No Shake Hands~冷え性ブルース~」、「マウイ・ソング~大海原の記憶~」、「ホラ吹き徳兵衛」の4曲がメドレー形式で続いた。中でも「ホラ吹き徳兵衛」はドラムセットに座布団と扇子というライブならではのカオスな演出が観客の度肝を抜いた。

「後半も盛り上がって行きましょう!」という丹下の掛け声を合図に「???~ロックンロールの終焉~」、「おやじ狩りへ行こう!」というまたもニューアルバムからの選曲が続き、いつものライブとは違うということを改めて気付かされた。そして新元号の発表記者会見たるものが始まると丹下が白い紙に書かれた「ゴリライオン」という文字を見せると同時に「新元号は…ゴリライオンだー!」とシャウト、お約束の“大暴れ”が始まった。何度も見た「ゴリライオン」ではあるが、何度見てもその迫力は群を抜いており、今回も観客は圧倒され、多いに笑い、多いに感じ、多いに涙した。

本編が終了すると観客はもうアンコールをする気力も残っていなかった。これが“大暴れライブ”たる所以かと気付いたときには腕に鳥肌が立っていた。

グッズのTシャツを着てアンコールに現れた丹下は疲れなど全く感じさせず「ブラック★サンダー」を熱唱。そしてラストは「高校時代を思い出す」というお馴染みの1曲「Lexi Train~ひと駅の恋人~」を会場の観客、そしてYouTubeを見ていた全世界の人々へ心を込めて歌い上げ、昨年から続いたニューアルバム「F.P.O.」関連のイベントの集大成と位置づけられたこのライブは幕を閉じた。

 

「また次の時代でお会いしましょう!」とお別れと再会を約束した丹下への温かい拍手はしばらく鳴り止むことはなかった。

 

ライター:OCFD同好会会長 TAKAKU